原発事故 最悪のシナリオ

  著 者:石原大史
  出版社:NHK出版
  発売日:2022年2月18日
  定 価:本体1700円(税別)
  
 
 
 本書に当フォーラム政策提言委員で元海自航空教育集団司令官の廣中雅之氏へのインタビューが掲載されていますでご紹介致します。
 
Amazon「内容紹介」より
 福島第一原発事故発生後、「東日本壊滅」を想定した複数の極秘シナリオが書かれていた!
 官邸、米軍、自衛隊、東電――
 関係者100余名への独自取材で迫る、日本の危機管理の実像!
 
 第64回JCJ賞受賞のNHK・ETV特集が書籍化!
 
 原発が暴走したとき、誰が命をかけるのか?
 「携帯に遺書のようなものを入力して、家内宛に『子どもを頼む』っていうようなことを記録したことは覚えてます」
 ――第一原発所員
 「ある種、超法規的なことだったと思います。しかし、私はそれはやらざるを得なかったと、国の責任としてやらざるを得なかったと、いまでも思っています」
 ――菅 直人(総理大臣)
 「『もっと命かけてやれよ』ってことをいえるほど、仕組みもないし、政治としての胆力も持ちえてない」
 ――寺田 学(首相補佐官)
 「米軍側が、『日本は犠牲的な姿を見せないと、世界が安心しない』というようなことをいろいろなルートからいってきているんですよね」
 ――北澤俊美(防衛大臣)
 「アメリカの目には、日本が十分やっていないように映っていました」
 ――スティーブ・タウン(在日米軍連絡将校)
 *肩書は当時のもの
 
 
 
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廣中雅之(ひろなか まさゆき)
 山口県生れ。1979年防衛大学校卒業(国際関係論専攻)。航空幕僚監部人事教育部長、統合幕僚監部運用部長、西部航空方面司令官、航空支援集団司令官を経て、航空教育集団司令官を最後に2014年退官(空将)。ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院(SAIS)修士課程修了、戦略国際問題研究所(CSIS)客員研究員、スタンフォード大学国際安全保障研究所(CISAC)客員研究員、新アメリカ安全保障研究所(CNAS)上級研究員、米国・笹川平和財団(SPFUSA)国家安全保障・外交問題研究員及びアジア・パシフィック・イニシアティブ・シニア・フェロー。
 現在、JFSS政策提言委員、大阪大学大学院招聘教授、政策研究大学院大学非常勤講師。