野田政権発足から2ヵ月余りが経過した。先のハワイでのAPEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議でTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)参加を表明した日本だが、依然賛成派、反対派の混乱は続いている。
自民党もすっかり「野党」としての立場に狎れてしまったようだ。次期政権は鳩山・菅時代とは違い、自民党への期待は薄らいでいるかのように見える。
さて、本日のテーマはその自民党時代、佐藤栄作首相(1967年4月21日、衆議院決算委員会答弁)の「武器輸出三原則」だが、その後、三木武夫首相による項目追加(全て「慎む」との扱い)、更に、後藤田官房長官談話とその解釈・定義が変化していき、近年のコンピュータの普及と共に「武器」についての国際認識も大きく様子を変えつつある。
世界の趨勢が変化する中、依然、三木首相の「武器輸出三原則」が踏襲され続けている現実は、国際社会の実情と乖離した「きれいごと」に過ぎないということに政治が気付き始めている。
今回の「Chat 坂町」は、防衛産業の中枢である三菱重工轄q空宇宙事業本部に長年勤務しておられた西山淳一氏においでいただき、我が国の「防衛産業と武器輸出三原則」、更に、我が国の防衛政策について詳しいお話しをしていただく。
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テーマ: 「防衛産業と武器輸出三原則」
講 師: 西山淳一氏(元三菱重工(株)航空宇宙事業本部副事業本部長)
日 時: 平成23年11月16日(水)14:00〜16:00 |