38回「Key Note Chat 坂町」
                                                長野禮子

 2月21日、関西電力・高浜原発3号機の原子炉が定期検査のため停止。このことによって54基ある原子力発電所のうち、運転を続けるのは東京電力柏崎刈羽原発6号機と北海道電力泊3号機の2基のみとなった。 
 2月24日付産経新聞には「原発ゼロが目前」「日本の電力が風前のともしび」などの文字もあり、来る夏に備えての電力はどうなっているのか、深刻な事態になりつつある。。 
 昨年の東日本大震災による原発事故で、国内外を問わず原子力発電についての賛否が聞こえてくる中、「小型で安全なトリウム原発の実用化」に注目が集まりつつある。つまり、ウランからではなくトリウムで行うやり方である。発電所建設においても従来の経済性のみを重視した“大型”発電所から“小型”に転換、我が国の技術をもってすれば放射能の問題は起こらず廃棄物も少なく、更に、安全面や運営コストの面でも大企業ではなく、町村経営も視野に入れた新しい原子力産業の創生ができる(『日本と世界はこうなる』(日下公人著、ワック梶jとある。 
 そこで今回は、地球環境財団の嶋矢志郎氏と(潟gリウムテックソリューションの古川雅章氏をお招きし、トリウム原発についての詳しいお話と我が国の今後の取り組みが期待できるのかどうかなど、お話いただく。
 
 テーマ: 「小型で安全なトリウム原発の実用化について」
 講 師: 嶋矢志郎氏(地球環境財団理事長)
    : 古川雅章氏(潟gリウムテックソリューション代表取締役社長)
 日 時:  平成24年2月24日(金)14:00〜16:00

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