今回は経済発展著しい南米「ブラジル」に注目してみた。1908年、日本人が初めて笠戸丸に乗ってブラジルを目指した。日本人のブラジル移民が始まってから2008年は丁度100年目。この間25万人の日本人がブラジルに移民した。100周年の式典には皇太子もブラジルを訪問し盛大に記念行事が行われた。
世界最大の日系人社会の存在、親日度が極めて高い、長年の協力実績による日伯関係の良好さなどが相俟って今や日本からの投資は75億ドルにも上り過去最高になった。
また、サッカーの国としても有名なブラジルは2014年にサッカーW杯、2016年にはリオ五輪も開催される。日本人の精神が受け継がれ、インフラ整備も徐々に活気づくなかで、日本もブラジルにとって「期待される国」「頼りになる国」そして150万人の日系人の「祖国」でありたいものである。
遠くて近い国「ブラジル」の詳しいお話を前駐ブラジル大使の島内大使にお願いした。
「Chat」の後は、真っ白なテーブルクロスを広げ、2回目の観桜会。眼下に広がる防衛省の桜は今年も私たちを楽しませてくれた。大使を囲んで春風に舞う花びらを眺めつつ逝く春を惜しむ役員や参加者たち。
「日本がいつまでも素晴らしい国であって欲しい」と大使に言った日系人の言葉が心に染み入る会となる。
テーマ: 「発展するブラジルと今後の展望」
講 師: 島内 憲氏 (前駐ブラジル大使・且O井物産顧問)
日 時: 平成24年4月11日(水)14:30〜16:30 |