63回「Key Note Chat 坂町」
長野禮子

 安倍晋三氏の総理就任以降、積極的にロシアとの関係改善を図っていることは周知の通りである。今秋来日予定のプーチン大統領との会談では、多岐にわたり日露の建設的な意見交換がなされ、いよいよ本格的な北方四島問題についての進展にも期待がもたれる。
 昨今の新聞報道等によるウクライナ情勢は、当初、ロシア軍によるクリミア自治共和国への軍事介入には踏み切らないとしていたものの、16日の住民投票では80%を超える投票率で96.77%がロシア編入に賛成という結果となった。ロシアによる事実上の実効支配は完了し、プーチン大統領はウクライナのロシア併合を18日、宣言した。
  一方、欧米諸国はウクライナに対する制裁を発表し24・25日、ハーグで開かれるG7首脳会議で対露制裁の強化を巡り議論が交わされる。
 親露の東・南部と親欧州の中・西部のウクライナ国民は今後どのような道を歩むのか。このことによる今後の日米欧露関係への影響はどのようなものか…。
  今回は元ウクライナ大使、馬渕睦夫大使をお招きし、メディアが伝えないウクライナ・ロシア情勢について詳しくお話しいただく。


 

 テーマ: 「メディアが報じないウクライナとロシアを巡る情勢」
 講 師: 馬渕 睦夫 氏(元駐ウクライナ大使)
 日 時: 平成26年3月19日(水)14:00〜16:00


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