自衛隊統幕長
我がリーダーの心得

  著 者:河野克俊
  出版社:ワック
  発売日:2020年9月8日
  定 価:本体1,500円(税別)
    
   
 
Amazon「内容紹介」より
 PKO、東日本大震災、北朝鮮ミサイル、中国艦船尖閣侵入……
 「日本の危機」に自衛隊トップはその時、どう決断したのか。
 自衛隊46年、統合幕僚長4年6ヶ月の自衛官人生、今そのすべてを語る。
 危機管理! 顔の見える自衛隊! 9条改憲問題! そしてかくあるべきリーダー像とは?
 退官後、テレビなどの討論番組にもひっぱりだこの著者が初めて綴った自叙伝的防衛論。
 
 七転び八起き、半世紀近くの数奇な自衛官生活はどんなものだったのか?
 
 防衛大補欠入学するも海自幹部学校ともに首席で卒業。米海軍大学30ヶ国中トップ、しかしなかなか艦長になれず、防衛部長になったと思ったら「あたご」事件で更迭。ところが、ある偶発的事件で辛くも復活し、異例の3回の定年延長で統合幕僚長在職4年6ヶ月。そして、この間自衛隊にとって節目となる大きな出来事にほとんど立ち会うことになった──。
 
 「防衛問題とは一部の軍事マニアや軍事オタクのものではなく、常識論だ。例えば、自分は何かあったら友人に助けてもらうが、友人に何かあってもお金はだすが助けないという人関係は常識的にはありえない。スポーツでもそうだが、守るだけで攻めることをしなければ試合には勝てない。だから自衛隊も……」

 

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河野 克俊(かわの かつとし
 1954(昭和29)年、神奈川県生れ。1977年、防衛大学校卒業。同年、海上自衛隊に入隊。護衛艦「おおよど」艦長、第3護衛隊司令、海上幕僚監部防衛課長、第3護衛隊群司令、佐世保地方総監部幕僚長、海上幕僚監部監理部長、海上幕僚監部総務部長、海上幕僚監部防衛部長、掃海隊群司令、護衛艦隊司令官、統合幕僚監部副長、自衛艦隊司令官、海上幕僚長を歴任し、2014年、統合幕僚長に就任。2019年、退官(海将)。現在、防衛省顧問、JFSS顧問。