2017年10月9日~13日(日本時間14日)にニューヨーク州の国連本部で行った。国連総会開催中の多忙な時期にもかかわらず、国連PKO局(DPKO)及びフィールド支援局(DFS)、政治局(DPA)、並びに日本政府国連常駐代表部において、11名の実務家・専門家に対するインタビュー調査、資料収集及び意見交換を行なった。これに加えて、国連本部に勤務する3名の実務家・専門家と予定外の意見交換の機会を得た。→
報告概要
*第2回:ジブチ
2017年11月2日~4日に、ジブチ共和国で実施した。在ジブチ日本国大使館及びJICA現地支所、米国大使館において、実務家・専門家との意見交換を行った。また自衛隊ジブチ拠点を訪問し、海賊対処活動に従事する派遣海賊対処行動航空隊、拠点で必要な業務を行う派遣海賊対処行動支援隊、及びジブチ軍に対する能力構築支援部隊の各隊員と現地での活動状況についてヒアリングと意見交換を行った。
*第3回:駒門
2018年2月15日に静岡県御殿場市の駒門駐屯地において、国際活動教育隊を訪問して研修した。研修内容は、第1にジプチ派遣海賊対処行動支援隊の活動の紹介、第2に国際活動教育隊における教育訓練の現況の説明であった。その後、ジプチ派遣海賊対処行動支援隊の活動内容と課題について研究員と意見交換が行われ、さらに国際活動教育隊の教育訓練内容を踏まえ、人材育成や能力構築支援のあり方についての意見交換も行った。
*第4回:福岡
2018年2月23日に福岡県福岡市において、モザンビーク第3次隊中隊長であった林田和彦氏からヒアリングを行った。モザンビークPKOはとりわけ輸送調整の面で日本の能力が高く評価されたPKOであるが、一方でアフリカ大陸では初めての自衛隊派遣であり、活動環境の整備に苦慮した経験談を聴取して、その後の法制への影響などについて研究員と意見交換を行った。 →
報告概要
*第5回:東京
2018年3月2日に防衛庁長官等を務めた石破茂代議士からヒアリングを行った。同氏が長官在任中に行われたのが、イラク人道復興支援活動等であり、同氏が答弁に当たったイラク特別措置法は現在の国際平和支援法へと発展している。同法制定時の経験談、またイラク等への部隊派遣時の長官としての苦悩などを聴取し、これからの国際平和協力のあり方等について、研究員と意見交換を行った。 →
報告概要
*第 6 回:青森
2018年3月8日~9日に青森市の陸上自衛隊青森駐屯地において、南スーダン国連PKO(UNMISS)派遣第11次隊関係者らに対し、ヒアリングを行った。駆けつけ警護任務を始め、平和安全法制成立後の新任務を付与された唯一の経験を持つ部隊であることを踏まえ、法制後の具体的な対応について紹介を受けた後、とくに新任務対応経験を踏まえた状況について、ヒアリングを行った。また、同司令部の主要幹部と国際平和協力全般について意見交換を行う機会を得た。