はじめに
 2009年夏の衆議院議員選挙で、景気回復も出来ず、対中、対韓外交などで弱腰を続ける自民党に日本国民は明確にノーを突きつけた。これはその前年の秋に、日教組がガンだと言った中山国土交通大臣、そして日本はいい国だったという論文を書いた田母神空幕長の更迭により、従来自民党を支持してきた多くの保守派の国民が麻生太郎自民党政権を見限ったことによるものだと思う。そして民主党政権が誕生した。しかし民主党政権が誕生してみると間もなく、自民党も駄目だったが、民主党はもっと駄目だということが明らかになった。3年3ヵ月に及ぶ民主党政治は、我が国を奈落の底に突き落とそうとしているかのようだった。
 一体日本はどうなってしまうのだろうと多くの国民が思い始めた。そして正に危機一髪、2012年12月の衆院選で安倍晋三総理が誕生し、土壇場で日本も踏み止まった。自民党内閣だからいいと言っている訳ではない。安倍内閣でなければ駄目なのである。安倍総理は、他の総理候補と違って、国家観、歴史観がしっかりしている。日本が今抱える問題の根本に自虐史観があるということを十分に理解している。自虐史観が、我が国が自分の国を自分で守るという体制を造ることを妨害している。結果としてアメリカに守ってもらい、その結果として我が国は、我が国の国益よりもアメリカの国益に沿って行動することになる。これが戦後レジームであり、ここから抜け出なければ日本が日本でなくなってしまう。アメリカの力に翳りが見られる今こそ戦後レジームからの脱却が必要なのである。

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