「台湾蓬莱米的誕生地」
 日本の東京大学に相当する台湾屈指のエリート校で知られる台湾大学は、1928年3月に設立された台北帝国大学が源流で、東京帝国大学や京都帝国大学といった帝国大学の1つとして開校された学校である。正門から伸びる椰子の並木道は南国情緒を漂わせ、広大なキャンパス内に林立する赤煉瓦の校舎群はレトロな雰囲気を感じさせる。
 その一角に「台湾蓬莱米的誕生地」と書かれた看板のある木造家屋が残されている。台北帝国大学ができる前の1925年2月に建てられたもので、台湾大学内の建築物の中では最も古い。もともとは旧台北高等農林学校の作業室として使われていたが、台北帝国大学設立と同時に編入されたという。一般に「磯小屋」と呼ばれている。


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