「対外発信助成会」を設立いたしました

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お知らせ JFSS事務局

ご寄付のお願い 
 平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。皆さまご健勝のことと賀し奉ります。
 現在の国際社会では、客観的な報道にまじって、悪質な反日プロパガンダがかなり広く組織的に行なわれていますことは、皆さまご承知のことかと存じます。それはさながら宣伝戦の様相を呈し、マス・メディアの世界のみか学界にまでひろがっておりますが、この状態を放置するのはよくないことではないか、日本側は政府以外にも、もっと反論すべきではないか、と私どもは考えます。それで微力ながら民間の有志としてわが国から正確な情報を外国向けに発信する運動を私どもは進めることといたしました。
 なぜ報道戦で日本は遅れをとったのか。それは従来、日本側から学者も外交官もこの種の「歴史戦」にまつわる自己主張を外国語で行なう人がいかにも少なかったからでございます。その数の少なさは驚くほど、というか淋しいほどで、懸念にたえません。それは日本人学者・外交官の外国語著述の少ないことからもわかるかと存じます。
 日本側で「正義の主張」を唱える方は国内的にはかなり多くいらっしゃいます。しかしその方々は、井の中の蛙とは申しませんが、日本国内の身内でのみ大声でお話のようでございます。そのために主張が一方的になり、極端に走りやすい。
 またそれと逆に、旧敵国の歴史解釈に同調する方の中には、御自分は正義の味方とお考えのようで、相手の言い分に「イエス」といい「対」と答えることがインターナショナリズムとお考えのようでございます。その程度の国際的な連帯がお好きな方は、大学内や左翼ジャーナリズムには大勢いらっしゃいます。
 しかし第二次世界大戦中に出来上った悪者日本のイメージに沿って、いつまでも日本を断罪するのはいかがなものか。私たちは自己の非のあるところはそれと認め、相手の立場を理解し、自己の立場を吟味し、客観的であることにつとめますが、しかし相手の言い分のおかしいところは、相手の言葉を用いて上手に説得できるように語るべきではないでしょうか。
 そのために私どもは学術的にバランスのとれた、きちんと註のついた書物を、外国の出版社から外国語訳で出版できるよう、援助したいと考えております。外国社会でも読者を持ち得る書物を選択するとなれば、その数は必ずしも多くはないのかもしれません。
 私はアメリカの高校教科書に「二十万人の性奴隷」という数字が出た時「この神話をいかにして打破するか」How to Debunk the Myths of 200000 Sex Slavesとして秦郁彦著『慰安婦と戦場の性』の英訳を外国の有力出版社から出すがよかろう、と『文藝春秋』誌上で提案いたしました。しかし Comfort Women in the Battlefield の英訳出版助成金の申し出がなく、残念に思いましたのでこのような会の設立を考えた次第でございます。皆さまの御賛同を謹みてお待ち申し上げます。
平川祐弘    
平成二十八年八月吉日
「対外発信助成会」    
                       代表  平川祐弘
石川裕一
古森義久
佐土原剛
立林昭彦
中嶋文雄
長野俊郎
屋山太郎


 尚、この度の対外発信事業第一作目の『慰安婦と戦場の性』(秦郁彦著 新潮選書)の英訳はジェイソン・モーガン氏(歴史学博士)に、出版社は University Press of America との契約で進めております。

 本事業は、現在、日本をターゲットとして国際社会で繰り広げられている「歴史戦」に対し、今を生きる私たちが「何もしなかった」という怠慢の負い目を次代の人々に残すべきではない、正しい歴史認識を世に伝えなければ日本の名誉回復はない、との思いから、法人・個人を問わず広くご賛同いただきたく、設立致しました。

 つきましては、事業推進に当たっての翻訳料・出版費用等々に関する諸経費のご寄付を左記の通り謹んでお願いするものでございます。何卒よろしくお願い申し上げます。



ご寄付の内容

 個人・法人問わず、三千円からご寄付いただけます


お振込先

 三菱東京UFJ銀行 市ヶ谷支店 
  普通預金 0308650 「対外発信助成会」事務局 一般社団法人日本戦略研究フォーラム


注記

  1. 当ご寄付には税制上の優遇措置はございません。
  2. 領収書をご希望の方は、その旨をE-mailもしくはFAXでご連絡ください。  
     Email:info☆jfss.gr.jp ご送信の際は☆を@に変更してお送りください / FAX:03-6265-0894 
     件 名:対外発信助成会領収書の依頼 
      ①ご振込名 ②領収書の宛先 ③ご送付先住所・氏名  ④ご連絡先