6月6日(火)、日本戦略研究フォーラム(JFSS)の長野禮子事務局長が、元自衛隊高官を率いて国防安全研究院を初めて訪問した。
今回の台湾訪問には岩田清文元陸上自衛隊第34代幕僚長、武田智久元海上自衛隊第32代幕僚長、尾上定正中将元航空自衛隊補給本部長、長野俊一秘書が参加した。本院霍守業会長、戦略諮問顧問李喜明大将、執行長代理李廷盛、国防大学中国共産党軍事研究所長荊元宙、国防戦略資源研究所長蘇紫雲、林彥宏助理研究員が参加した。
会談では、岩田清文大将と霍守業会長が歓談。また、日本側が今年7月中旬に東京で開催する「台湾海峡危機」の政策シミュレーションを言及し、今回のシミュレーションは2021年8月に続き3度目であり、拡大開催される予定だと説明した。
1、2回の政策シミュレーションは、主に日米関係者を中心に行われ、今回の第3回政策シミュレーションは台湾側も構成員として参加。日米台3ヵ国共同で積極的に議論すると強調した。これに加えて、日本や海外のメディアを招待しての取材もあり、注目度の高さが予想される。米国、日本、台湾は、インド太平洋の安全保障を維持するために協力する。
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・太報
日本のシンクタンクが7月政策シミュレーション開催、台湾初めて参加
台湾国防部のシンクタンクである国防安全研究院(INDSR)は、6月17日のFacebookで、日本戦略研究フォーラム(JFSS)の事務局長である長野禮子氏が6月6日、元自衛隊の将官達と共に訪台し、今年7月、東京で開催される「第3回台湾有事政策シミュレーション」について説明、意見交換したことを明らかにした。これまでは日米によるシミュレーションが中心だったが、今回、台湾が参加することになり、初めての日米台によるシミュレーションとなる。
INDSRは、日本側が2023年7月中旬に東京で「台湾有事政策シミュレーション」を開催すると述べた。この政策シミュレーションは、2021年8月の第1回目から今回3回目となる。初めて開催されて以来、3回目の開催となる。今回は規模を拡大し、「前回の政策シミュレーションは、主に日本とアメリカの関係者が中心だったが、今回は台湾のメンバーも参加し、初めての日米台による政策シミュレーションとなる」と述べた。
さらに、日本側は国内外の多くのメディアを招待し、注目されることが予想されている。アメリカ、日本、台湾は協力してインド太平洋の安全を守るために連携する。政策シミュレーションは非公式の共同作戦の場面をシミュレートする。JFSSの発表によると、INDSRの見解とコメントはシミュレーションの各種シナリオに非常に役立つと述べている。
JFSSメンバーが日本に帰国後の報告によれば、「台湾は地理的に日本の国防に非常に大きな影響を与えており、台海危機は近接した日本にも波及しやすい状況である。また、日本と台湾は尖閣諸島の戦略的な価値を共有しており、東シナ海の海域と空域を制御することができる。安倍晋三元首相が述べたように、「台湾有事は日本有事」であり、日台間では安全保障戦略を調整する必要がある。この点については誰も否定できない。
JNDSRによると、JFSS秘書長の長野禮子氏の訪問団メンバーは、元陸上自衛隊第34代幕僚長の岩田清文氏(元陸将)、元海上自衛隊第32代幕僚長の武居智久氏(元海将)、元航空自衛隊補給本部の尾上定正氏(元空将)、および秘書の長野俊一氏である。岩田清文とINDSRの理事長である霍守業氏はともに装甲兵科出身であり、お互いに意気投合し、親しく交流した。
INDSRは霍守業氏のほかに、戦略諮問顧問である李喜明氏、代行執行長である李廷盛氏、国防大学の中国軍事事務研究所長である荊元宙氏、国防戦略と資源研究所長の蘇紫雲氏、および助教授である林彥宏氏なども出席して歓迎した。JFSSの公式ウェブサイトによると、訪問団は台湾で遠景基金会の執行長である賴怡忠氏、民進党の立法委員である羅致政氏も訪れた。
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・中央社 CNA
日本7月非公式「台湾有事政策シミュレーション」を拡大、米日台の参加は初めて国防安全研究院(INDSR)は、日本戦略研究フォーラム(JFSS)の事務局長の長野禮子氏が6月6日、訪問団を率い台湾を訪れ、7月に東京で開催される「台湾有事政策シミュレーション」について公表した。これは初めての米日台による政策シミュレーションとなる。シミュレーションは非公式な性質であり、必要な場合の共同作戦をシミュレートする。
国防部のシンクタンクである国防安全研究院(INDSR)は、昨日、日本戦略研究フォーラム(JFSS)事務局長の長野禮子氏が6日に、元自衛隊の将官達を率いてINDSRを訪問したことを明らかにした。
INDSRによれば、訪台団のメンバーは、元陸上自衛隊の第34代幕僚長の岩田清文陸将、元海上自衛隊の第32代幕僚長の武田智久海将、航空自衛隊の補給本部の尾上定正空将、および秘書の長野俊一氏である。岩田清文氏とINDSR理事長の霍守業氏はともに装甲兵科出身であり、親しく歓談した。
INDSR側は、理事長の霍守業、戦略諮問顧問の李喜明上将、代行執行長である李廷盛、国防大学の中共軍事事務研究所の荊元宙所長、国防戦略と資源研究所の蘇紫雲所長、および助教授の林彥宏、他数名の研究員が出席した。
INDSRは、日本側が7月中旬に東京で第3回政策シミュレーションを開催することを説明した。これは2021年8月に初めて開催されて以来、3回目の開催となる。今回の政策シミュレーションは、さらに規模を拡大する。過去2回は主にアメリカと日本の関係者が中心だったが、3回目の今回は、台湾側メンバーも加わり、初めての米日台3ヵ国による政策シミュレーションとなる。