6月5日~7日、JFSSメンバー訪台に関する台湾メディアの報道について

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お知らせ JFSS事務局

 6月5日~7日に本フォーラム事務局長の長野禮子と、岩田清文氏(顧問・元陸上幕僚長)、武居智久氏(顧問・元海上幕僚長)、尾上定正氏(政策提言委員・元空自補給本部長)、長野俊一(事務局)が訪台しました。 台北では、(財)日本台湾交流協会、(財)両岸交流遠景基金会(遠景基金会)、(財)国防安全研究院(INDSR)、立法院外交国防委員会を表敬訪問し、第3回台湾有事政策シミュレーションに関する意見交換、並びに 日台議員交流、台湾海峡周辺の安全保障について意見交換を行いました。6月19日、台湾でその時の模様が以下の台湾メディアによって報道されましたのでご案内します。
 
・自由時報
 
・國防安全研究院
 
 
 
・太報
 
・中央社 CNA
 
 
 また、訪台の報告を武居智久氏(顧問・元海上幕僚長)がまとめておりますので、併せてご覧ください。
 
 
 
 以下、上記報道の日本語訳です。
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日本、7月に台海シミュレーションを開催へ
 日本戦略研究フォーラム(JFSS)の長野禮子事務局長はこのほど、代表団を率いて台湾を訪問し、国防部のシンクタンクである国防安全研究院(INDSR)と意見交換を行った。国防安全研究院は、7月に東京で開催する「第3回台湾海峡危機政策シミュレーション」に台湾からのメンバーも参加し、初の日米台政策シミュレーションとなることを明らかにした。
(陳鈺馥記者/台北)
 
日本戦略研究フォーラム事務局長が代表団を率いて台湾を訪問
 国防安全研究院(INDSR)の記事によると、今回の訪問には、元陸上自衛隊第34代幕僚長の岩田清文氏、元海上自衛隊第32代幕僚長の武田智久氏、元航空自衛隊補給本部の尾上定正中将らが参加している。国防院には、霍守業会長、戦略顧問の李喜明大将、執行長代理李廷盛氏、国防大学中国共産党軍事研究所長荊元宙氏、国防戦略資源研究所長蘇紫雲氏、林彥宏助理研究員が参加した。
 
シミュレーションは中国共産党の武力犯台状況に焦点を合わせた
 国防院は、日本側が今年7月中旬に東京で開催する「台湾海峡危機」のシミュレーションを言及し、今回のシミュレーションは2021年8月に続き3度目であり、拡大開催される予定だと説明した。1、2回シミュレーションは主に日米関係者を中心に行われ、3回シミュレーションは台湾側も構成員として参加、日米台3ヵ国が共同で積極的に議論すると強調した。
今回のシミュレーションは、中国共産党の対台湾封鎖と大規模な武力犯台状況を重視し、「台湾有事は日本有事」、「日本有事はグローバル有事」という認識を強化し、必要な場合の共同作戦や戦場管理を対処することにしたという。
蘇紫雲氏は昨日、中国の軍事的脅威に対抗して日米台が初めて協力する代表的なシミュレーションだとし、日本戦略研究フォーラムは民間のシンクタンクであり、今回が実質的な交流だと明らかにした。日米台は、台湾と民主同盟国が共同で安保イメージを共有できるようにするためのシミュレーションを実施する。
 
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・國防安全研究院-全球連結
 
 6月6日(火)、日本戦略研究フォーラム(JFSS)の長野禮子事務局長が、元自衛隊高官を率いて国防安全研究院を初めて訪問した。
 今回の台湾訪問には岩田清文元陸上自衛隊第34代幕僚長、武田智久元海上自衛隊第32代幕僚長、尾上定正中将元航空自衛隊補給本部長、長野俊一秘書が参加した。本院霍守業会長、戦略諮問顧問李喜明大将、執行長代理李廷盛、国防大学中国共産党軍事研究所長荊元宙、国防戦略資源研究所長蘇紫雲、林彥宏助理研究員が参加した。
会談では、岩田清文大将と霍守業会長が歓談。また、日本側が今年7月中旬に東京で開催する「台湾海峡危機」の政策シミュレーションを言及し、今回のシミュレーションは2021年8月に続き3度目であり、拡大開催される予定だと説明した。
 1、2回の政策シミュレーションは、主に日米関係者を中心に行われ、今回の第3回政策シミュレーションは台湾側も構成員として参加。日米台3ヵ国共同で積極的に議論すると強調した。これに加えて、日本や海外のメディアを招待しての取材もあり、注目度の高さが予想される。米国、日本、台湾は、インド太平洋の安全保障を維持するために協力する。
 
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・太報
 
日本のシンクタンクが7月政策シミュレーション開催、台湾初めて参加
 台湾国防部のシンクタンクである国防安全研究院(INDSR)は、6月17日のFacebookで、日本戦略研究フォーラム(JFSS)の事務局長である長野禮子氏が6月6日、元自衛隊の将官達と共に訪台し、今年7月、東京で開催される「第3回台湾有事政策シミュレーション」について説明、意見交換したことを明らかにした。これまでは日米によるシミュレーションが中心だったが、今回、台湾が参加することになり、初めての日米台によるシミュレーションとなる。
 
 INDSRは、日本側が2023年7月中旬に東京で「台湾有事政策シミュレーション」を開催すると述べた。この政策シミュレーションは、2021年8月の第1回目から今回3回目となる。初めて開催されて以来、3回目の開催となる。今回は規模を拡大し、「前回の政策シミュレーションは、主に日本とアメリカの関係者が中心だったが、今回は台湾のメンバーも参加し、初めての日米台による政策シミュレーションとなる」と述べた。
 
 さらに、日本側は国内外の多くのメディアを招待し、注目されることが予想されている。アメリカ、日本、台湾は協力してインド太平洋の安全を守るために連携する。政策シミュレーションは非公式の共同作戦の場面をシミュレートする。JFSSの発表によると、INDSRの見解とコメントはシミュレーションの各種シナリオに非常に役立つと述べている。
 
 JFSSメンバーが日本に帰国後の報告によれば、「台湾は地理的に日本の国防に非常に大きな影響を与えており、台海危機は近接した日本にも波及しやすい状況である。また、日本と台湾は尖閣諸島の戦略的な価値を共有しており、東シナ海の海域と空域を制御することができる。安倍晋三元首相が述べたように、「台湾有事は日本有事」であり、日台間では安全保障戦略を調整する必要がある。この点については誰も否定できない。
 
 JNDSRによると、JFSS秘書長の長野禮子氏の訪問団メンバーは、元陸上自衛隊第34代幕僚長の岩田清文氏(元陸将)、元海上自衛隊第32代幕僚長の武居智久氏(元海将)、元航空自衛隊補給本部の尾上定正氏(元空将)、および秘書の長野俊一氏である。岩田清文とINDSRの理事長である霍守業氏はともに装甲兵科出身であり、お互いに意気投合し、親しく交流した。
 
 INDSRは霍守業氏のほかに、戦略諮問顧問である李喜明氏、代行執行長である李廷盛氏、国防大学の中国軍事事務研究所長である荊元宙氏、国防戦略と資源研究所長の蘇紫雲氏、および助教授である林彥宏氏なども出席して歓迎した。JFSSの公式ウェブサイトによると、訪問団は台湾で遠景基金会の執行長である賴怡忠氏、民進党の立法委員である羅致政氏も訪れた。
 
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・中央社 CNA
 
 日本7月非公式「台湾有事政策シミュレーション」を拡大、米日台の参加は初めて国防安全研究院(INDSR)は、日本戦略研究フォーラム(JFSS)の事務局長の長野禮子氏が6月6日、訪問団を率い台湾を訪れ、7月に東京で開催される「台湾有事政策シミュレーション」について公表した。これは初めての米日台による政策シミュレーションとなる。シミュレーションは非公式な性質であり、必要な場合の共同作戦をシミュレートする。
 
 国防部のシンクタンクである国防安全研究院(INDSR)は、昨日、日本戦略研究フォーラム(JFSS)事務局長の長野禮子氏が6日に、元自衛隊の将官達を率いてINDSRを訪問したことを明らかにした。
 
 INDSRによれば、訪台団のメンバーは、元陸上自衛隊の第34代幕僚長の岩田清文陸将、元海上自衛隊の第32代幕僚長の武田智久海将、航空自衛隊の補給本部の尾上定正空将、および秘書の長野俊一氏である。岩田清文氏とINDSR理事長の霍守業氏はともに装甲兵科出身であり、親しく歓談した。
 
 INDSR側は、理事長の霍守業、戦略諮問顧問の李喜明上将、代行執行長である李廷盛、国防大学の中共軍事事務研究所の荊元宙所長、国防戦略と資源研究所の蘇紫雲所長、および助教授の林彥宏、他数名の研究員が出席した。
 
 INDSRは、日本側が7月中旬に東京で第3回政策シミュレーションを開催することを説明した。これは2021年8月に初めて開催されて以来、3回目の開催となる。今回の政策シミュレーションは、さらに規模を拡大する。過去2回は主にアメリカと日本の関係者が中心だったが、3回目の今回は、台湾側メンバーも加わり、初めての米日台3ヵ国による政策シミュレーションとなる。