8月21日、中華民国(台湾)外交部と財団法人両岸交流遠景基金会の共催にて台湾・台北市で開催されたフォーラム「ケタガランフォーラム2024:インド太平洋の安全保障対話」に武居智久氏(顧問・元海上幕僚長)が参加しました。
参考:
2024年8月21日(水) フォーカス台湾 中央社 日本語版
「元海上幕僚長「日本は台米と安保協力推進すべき」/台湾」
https://japan.focustaiwan.tw/politics/202408210007
2024年8月21日(水) 自由時報(台湾)
「武居智久元海上幕僚長『日本は米国の対台湾政策に積極的に介入すべきだ』」
https://news.ltn.com.tw/news/politics/breakingnews/4775727
武居氏は午前中に開催されたパネルディスカッション1「台湾海峡の安全(台湾海峡・南シナ海・東シナ海におけるグレーゾーン紛争)」にパネリストとして登壇し、「冷戦終結以来、台湾とその隣接地域の安全保障状況は前例のない厳しさと複雑さに達しており、中国は長期的なグレーゾーン戦術を用いて一方的に現状を変更し、緊張を高めている。台湾海峡の安全保障は、インド太平洋地域の航行の自由に影響を与えるだけでなく、近隣にある中国の標的国の力を消耗する意図によって、東アジア全体の問題となっている」と述べました。
また、同氏は中国共産党政権の正統性に関わる尖閣諸島問題と台湾問題に関して、「中国政府は決して譲歩しない」と指摘し、日本と台湾が直面する点では「同じ立場にある」と指摘。日本政府は中国による台湾併合によって起こり得る結果を直視すべきであり、台湾防衛のために米国と協力するか、あるいは単独で中国のグレーゾーン戦術に抵抗するならば、東アジアの現状は大きく変わるだろう」と強調しました。(上記の「自由時報」記事より抜粋・引用)
武居氏の登壇時の写真(出典:ケタガラン・フォーラム)を以下、掲載いたします。
https://www.ketagalanforum.tw/p/406-1000-595,r79.php?Lang=en
①パネリストとして発言する武居氏
②パネリストとして発言する武居氏
③パネルディスカッション1登壇者と頼怡忠両岸交流遠景基金会理事長(右端)