全ての憲法論議に関心のある方へ! 9条・憲法について『内閣法制局』が制作した執務資料をそのままの形で掲載!
合憲違憲改憲護憲すべての論者必携です。今後の議論は本書内容の国会答弁を理解してから!
巻末には駒澤大学名誉教授・西修氏による憲法論議の争点整理などの解説つき
【目次】
■憲法関係答弁例集(第9条・憲法解釈関係)1 憲法第9条と自衛権(自衛隊の合憲性)/2 武力の行使/3 武力の行使の三要件/4 憲法第9条の下で自衛のための「武力の行使」が許されるとする考え方/5 「武力の行使」の憲法上の根拠(憲法解釈)と国際法上の根拠(違法性阻却事由)との関係/6 集団的自衛権一般(いわゆるフルセットの集団的自衛権)/7 武力の行使に当たらない「武器の使用」等/8 他国の武力の行使との一体化/9 憲法第9条第2項の「戦力」の意味と自衛力の限界(自衛隊の保有し得る兵器)/10 交戦権/11 集団安全保障等と憲法/12 有事法制/13 徴兵制度/14 シビリアンコントロール(文民統制)の趣旨/15 日米防衛協力のための指針(ガイドライン)/16 武器の輸出に対する規制/17 行政府の憲法解釈/18 憲法解釈の変更
■解説と若干の私見 (解説 駒澤大学名誉教授・西 修)
1.公刊の意義/2.内閣法制局と憲法解釈/3.学説における政府解釈の位置づけ/4.政府解釈の70年/5.政府解釈批判の検証/6.政府解釈の根本的問題点/7.今後の課題 ―問われる国民の英知―