秦 郁彦(はた いくひこ)
1932(昭和7)年、山口県生まれ。現代史家(日本近現代史・軍事史)。1956(昭和31)年、東京大学法学部卒業。同年大蔵省入省。その後、ハーバード大学、コロンビア大学留学、防衛研修所教官、大蔵省財政史室長。プリンストン大学客員教授、拓殖大学教授、千葉大学教授、日本大学教授を歴任。法学博士。1993年度の菊池寛賞受賞。2014年『明と暗のノモンハン戦史』(PHP研究所)で毎日出版文化賞受賞。第30回正論大賞受賞。
主な著書に、『南京事件 増補版』(中公新書)、『慰安婦と戦場の性』(新潮選書)、『病気の日本近代史』(文芸春秋)、『昭和史の秘話を追う』『慰安婦問題の決算 ―現代史の深淵』(PHP 研究所)、「Hirohito, The Showa Emperor in War and Peace」(Global Oriental. 2007)等がある。