外交、情報、軍事、経済の最前線に対峙する著者ふたりが、混迷する日本へ具体的な処方箋を提言する1冊。覇権争いを続ける米中を冷静に分析し、そこから国家としてのファイティングスピリッツ(戦う精神)を学ばなければいけない。そして何より、明確な国家戦略を立て、使えるものはすべて使いながら目標に向かって全力で突き進んでいく国家の在り方を見習わなければならない。
現役の政治家ですら知らない情報満載の必読書。
●ハーバード大学における日本の地位は中国や韓国より低い!?
●「アメリカが損してまで、世界の警察官をやる気はない」というトランプ
●菅民主党政権が見事に「未来志向の日韓関係構築」のチャンスを潰した!
●米中の絆は強力で、日本の脅威になりうる……
●日本の新聞社、テレビ局、永田町は工作員たちの活動拠点
●熾烈な覇権争いをする米国と中国に学び、日本も国家戦略と挙国一致態勢を!
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渡部 悦和(わたなべ よしかず)
1955(昭和30)年、愛媛県生れ。1978年、東京大学工学部卒業後、陸上自衛隊入隊。その後、外務省安全保障課出向、ドイツ連邦軍指揮幕僚大学留学、防衛研究所副所長、陸上幕僚監部装備部長、第2師団長、陸上幕僚副長を経て2011年に東部方面総監。2013年退官。2015年より、ハーバード大学アジアセンターシニアフェロー。2017年帰国。
著書に、『米中戦争 そのとき日本は』(講談社)、『中国人民解放軍の全貌』(扶桑社新書)、『日本の有事』(ワニブックス)がある。
江崎 道朗(えざき みちお)
1962(昭和37)年、東京都生れ。九州大学卒業後、月刊誌編集、団体職員、国会議員制作スタッフを務め、安全保障、インテリジェンス、近現代史研究に従事。2014年5月号から『正論』に「SEIRON時評」を連載中。
著書に『日本占領と「敗戦革命」の危機』『コミンテルンの謀略と日本の敗戦』(PHP新書)、『日本は誰と戦ったのか』(KKベストセラーズ)、『アメリカ側から見た東京裁判史観の虚妄』(祥伝社新書)ほか多数。