憲法9条を正しく知ろう

  著 者:西 修
  出版社:海竜社
  発売日:2020年4月14日
  定 価:本体1600円(税別)
  
 
 
 海竜社HPより
  <憲法のあるべき姿を考える>
 
 日本国の戦後史は、憲法9条をめぐる論争史であったといっても過言でないと思われます。
 
 対日講和条約の締結、自衛隊の創設、旧日米安保条約の改定、国連の平和活動に参加するための自衛隊の海外派遣、集団的自衛権の限定的行使を認める平和安保法制、そして中東地域における日本隻船舶の航行の安全監視のための自衛隊派遣をめぐる数々の論点に対して、どのような評価を下すべきなのか、議論が百出しています。
 
 これらの論争は、いまでも決着がついていません。いつになったら終止符が打たれるのでしょうか。現代日本を生きる私たちに突きつけられている最大の課題といえます。
 
 その課題にこたえるには、憲法9条を正しく理解し、さまざまな視点から議論を展開していく姿勢が求められます。本書を、そのための素材としていただけたら幸いです。
 
 
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西 修(にし おさむ)
 1940(昭和15)年。富山県生れ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、同大学院政治学研究科(憲法専修)博士課程修了。政治学博士、法学博士。現在、駒澤大学名誉教授、JFSS顧問。第一次・第二次安倍内閣安保法制懇メンバー。2019年、第34回正論大賞受賞。
 主要図書として、『証言でつづる日本国憲法の成立経緯』『世界の憲法を知ろう』(海竜社)等多数。