自衛隊海外派遣の起源

  著 者:加藤 博章
  出版社:勁草書房
  発売日:2020年8月29日
  定 価:本体4,200円(税別)
    
   
 
Amazon「内容紹介」より

 戦後日本の根幹を変える政策は、いつ、どのように始まったのか? 知られざる議論の水脈をたどり、政府内の検討を克明に描き出す。

 自衛隊の海外派遣は1991年に初めて実現し、いまや当たり前の政策となっているが、それは突然出てきたものではない。終戦直後からさまざまな形で検討され、その議論の積み重ねが現在の政策の下地となっているのである。日本政府が何を達成し、どのような限界に直面してきたのか、資料を駆使して実証的に写しだす。

 
 
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加藤 博章(かとう ひろあき
 1983(昭和58)年、東京都生れ。名古屋大学大学院環境学研究科社会環境学専攻環境法政論講座単位取得満期退学後博士号取得(法学博士)。防衛大学校総合安全保障研究科特別研究員、独立行政法人国立公文書館アジア歴史資料センター調査員、独立行政法人日本学術振興会特別研究員、東京福祉大学国際交流センター特任講師を経て、現在、JFSS主任研究員、防衛大学校人文社会科学群人間文化学科兼任講師、関西学院大学国際学部兼任講師。
 主要共編著書に『あらためて学ぶ日本と世界の現在地』(千倉書房)、『元国連事務次長 法眼健作回顧録』(吉田書店)、『戦後70年を越えて ドイツの選択・日本の関与』(一藝社)。主要論文に「自衛隊海外派遣と人的貢献策の模索―ペルシャ湾掃海艇派遣を中心に」(『戦略研究』)、「ナショナリズムと自衛隊」(『国際政治』)がある。