平川祐弘著作集 全18巻

  著 者:平川祐弘
  出版社:勉誠出版
  発売日:2016年9月~
  
    
 
 
古今東西の知を捉える
 日本は外来文明の強烈な影響下に発展した。
 「西洋の衝撃と日本」という文化と文化の出会いの問題を西からも東からも複眼で眺め、鴎外・漱石・諭吉・八雲などについて驚嘆すべき成果を上げたのは、著者がルネサンス人にも比すべき多力者であったからである。
 複数の言語をマスターし世界の諸文化を学んだ比較研究者平川教授はその学術成果を芸術作品として世に示した。この見事な日本語作品は我が国における比較文学研究の最高の軌跡である。奇蹟といってもよい。
 
 
 第1巻 『西欧の衝撃と日本』(4,800円)
 第10巻 『書物の声 歴史の声』(8,000円)
 第11巻 『謡曲の詩と西洋の詩』(4,200円)
 第14巻 『ダンテ「神曲」講義』(10,000円)
 第16巻 『東の自生観と西の創造観』(14,000円)
 第17巻 『開国の作法』(14,000円)
 
※全て税別
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
平川 祐弘(Hirakawa Sukehiro)
 1931(昭和6)年、東京都生れ。東京大学名誉教授。1953(昭和28)年、東京大学教養学部教養学科卒業。フランス、ドイツ、イタリアに留学し、北米、中国、台湾などで教壇に立つ。1992(平成4)年、東京大学名誉教授。現在、JFSS顧問。
 主な著書に『和魂洋才の系譜』(平凡社)、『アーサー・ウェイリー「源氏物語」の翻訳者』(白水社)、『ダンテ「神曲」講義』『日本の正論』『戦後の精神史』(河出書房新社)、『竹山道雄と昭和の時代』(藤原書店)、『日本人に生まれて、まあよかった』(新潮新書)、『日本の生きる道』(飛鳥新社)、編著に『竹山道雄セレクション』(全4巻、藤原書店)、『神道とは何か』(錦正社、共著)等多数。