福島第一原発事故発生後、「東日本壊滅」を想定した複数の極秘シナリオが書かれていた!
官邸、米軍、自衛隊、東電――
関係者100余名への独自取材で迫る、日本の危機管理の実像!
第64回JCJ賞受賞のNHK・ETV特集が書籍化!
原発が暴走したとき、誰が命をかけるのか?
「携帯に遺書のようなものを入力して、家内宛に『子どもを頼む』っていうようなことを記録したことは覚えてます」
――第一原発所員
「ある種、超法規的なことだったと思います。しかし、私はそれはやらざるを得なかったと、国の責任としてやらざるを得なかったと、いまでも思っています」
――菅 直人(総理大臣)
「『もっと命かけてやれよ』ってことをいえるほど、仕組みもないし、政治としての胆力も持ちえてない」
――寺田 学(首相補佐官)
「米軍側が、『日本は犠牲的な姿を見せないと、世界が安心しない』というようなことをいろいろなルートからいってきているんですよね」
――北澤俊美(防衛大臣)
「アメリカの目には、日本が十分やっていないように映っていました」
――スティーブ・タウン(在日米軍連絡将校)
*肩書は当時のもの