インテリジェンスで読む日中戦争

  著 者:内山智恵子
  監 修:江崎道朗
  出版社:扶桑社
  発売日:2022年7月15日
  定 価:本体1,400円(税別)
    
   
 
 
Amazon「内容紹介」より
■米国の対中強硬政策を支える
最新の日中戦争研究
■ポンペオ国務長官のアドバイザーをしていたユ教授の「日中戦争」論
 
■対中支援、戦略、工作員、組織同士の争い
■PKO(平和維持活動)活動だった支那事変(日中戦争)が泥沼になったわけ
そもそも日中戦争は「日本と中国の戦い」ではなかった
 
●対中「関与」政策は「誤りだった」と認めた米国
 日本では、防衛研究所が中国人民解放軍の動向について『中国安全保障レポート』をまとめるなど、軍事研究は進んでいますが、経済や人権、宗教など他の分野については必ずしも十分とは言えない状況です。また、民間シンクタンクとの連携も米国に比べれば、不十分だと言わざるを得ません。
 米国の対外政策、対中政策は、日本の命運に関わってくるのです。表層的な理解で終わっていいはずがありません。よって日本としては、中国について独自の分析をするだけでなく、同盟国米国の対中戦略について徹底的に調査・分析を行い、問題があれば是正するよう働きかけるべきなのです。
その調査・分析に際して、ポンペオ国務長官のアドバイザーをしていたユ教授の「日中戦争」論を分かりやすく解説した本書は、多くの示唆を我々に与えてくれるに違いありません。(「発刊に寄せて 評論家」 江崎道朗)より
 
■日中戦争の総括を踏まえた対中戦略
中国におけるアメリカのインテリジェンス敗戦
アメリカとイギリスの対中政策が根本的に異なっていた
中国共産党を太らせた米陸軍司令部の中共協力者たち
中華民国の戦時経済を破壊した米財務省工作員たち
インテリジェンス協力を持ちかけながら中国の裏をかく

 

 
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江崎 道朗(えざき みちお
 1962(昭和37)年生れ。評論家(専門は安全保障、インテリジェンス、近現代史研究)、拓殖大学大学院客員教授。九州大学卒業後、月刊誌編集、団体職員、国会議員政策スタッフなどを経て、2016年夏から本格的に評論活動を開始。産経新聞、夕刊フジ、月刊「正論」、月刊「WiLL」、月刊「Voice」、週刊「SPA!」などに原稿多数。
 主な著書に、『インテリジェンスで読み解く 米中と経済安保』(扶桑社)、『コミンテルンの謀略と日本の敗戦』、『朝鮮戦争と日本・台湾「侵略」工作』(PHP新書)、『アメリカ側から見た東京裁判史観の虚妄』(祥伝社新書)、『日本は誰と戦ったのか』(ワニブックス)、『知りたくないではすまされない』(KADOKAWA)、『天皇家 百五十年の戦い』(ビジネス社)等多数。