習近平の暴発

  著 者:石 平/楊 海英/矢板明夫
  出版社:産経新聞出版
  発売日:2022年8月2日
  定 価:本体1,400円(税別)
    
   
 
 
Amazon「内容紹介」より
 中国からみれば「台湾はクリミア半島、日本はウクライナ本土」
 
 ウクライナ戦争の影響/尖閣危機/台湾危機/天安門事件の隠蔽/内モンゴルの虐殺/ウイグル問題…
 
 中国を知り尽くす論客三人組が中国共産党の謀略を読み解く
 
 誰が引導を渡すのか
 
石平
 いまの中国は西側と対抗するためにチンピラ国家と連携し、国内的には暴民を煽り立てる。昔のヒトラーでさえもここまで堕ちたことはないんじゃないかな。問題は、中国がそこまで堕ちて、自暴自棄になって暴発する危険があるかもしれないことです。
 
楊海英
 日本は台湾を失えば中東からの資源は入らなくなるし、おいしい物も食べられなくなりますよ。そうなると、次は沖縄を失いますよ。そうなってもいいんですか。日本は自らが育て上げた健全な台湾にもっと強く関わるべきだということを強調したいです。
 
矢板明夫
 いま中国に行って、若者に「あなたは台湾独立に賛成しますか」と聞いたらおそらく99%が反対でしょう。
中国は一つ、中国は統一されなければならないという思い込みがあり、その問題に触れると思考停止するんです。
 
(いずれも本文より)
 
 
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石 平(せき へい
 1962 年、中国四川省成都生れ。北京大学哲学部卒業。1988 年に来日。1995 年、神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。民間研究機関に勤務。2002 年に『なぜ中国人は日本人を憎むのか』(PHP 研究所)を著して、中国における反日感情の高まりについて先見的な警告を発して以来、評論活動に入る。2007 年、日本に帰化。現在は、拓殖大学客員教授。中国問題・日中問題を中心に執筆・講演・テレビ出演など言論活動を展開。産経新聞のコラム「石平のChina Watch」連載中。2014 年、第23 回山本七平賞受賞。JFSS政策提言委員。
 主な著書に、『私はなぜ「中国」を捨てたのか』(WAC BUNKO)、『中国共産党 暗黒の百年史』(飛鳥新社)、『トランプvs.中国は歴史の必然である 近現代史で読み解く米中衝突』『中国人の善と悪はなぜ逆さまか 宗族と一族イズム』(産経新聞出版)など多数。
 
 
楊 海英(よう かいえい
 1964年、南モンゴルのオルドス生れ。北京第二外国語大学日本語科卒。国立民族学博物館併設総合研究大学院大学博士課程修了。1999年から静岡大学勤務、現在に至る。
 主な著書に『墓標なき草原』(司馬遼太郎賞受賞)、『独裁の中国現代史:毛沢東から習近平まで』『逆転の大中国史:ユーラシアの視点から』『「中国」という神話:習近平「偉大なる中華民族」のウソ』(文藝春秋)、『内モンゴル紛争─危機の民族地政学』『モンゴル人の中国革命』(筑摩書房)、『日本陸軍とモンゴル:興安軍官学校の知られざる戦い』(中央公論新社)、『狂暴国家:中国の正体』(扶桑社)など多数。