日本のリーダー達へ
私の履歴書

  著 者:葛西敬之
  出版社:日経BP・日本経済新聞出版
  発売日:2023年2月10日
  定 価:本体2,000円(税別)
    
   
 
Amazon「内容紹介」より
 
混迷の時代を迎える日本。日本社会の危機脱却のヒントがここに。
将来を担う日本のリーダー達、必読の一冊。
 
戦後最大の改革とも言われた国鉄改革。日本が世界に誇る東海道新幹線。そして新たな日本の未来を拓くリニア中央新幹線――。そこには日本の平和と発展のためにその生涯を捧げた稀代のリーダーの存在があった。
 
本書は、不可能と言われた「国鉄分割民営化」を実現し、28年間にわたりJR東海の代表取締役を務め、2022年5月25日に死去した筆者・葛西敬之氏の生涯を、「私の履歴書」(日本経済新聞朝刊連載)と「あすへの話題」(日本経済新聞夕刊連載)を軸に振り返る。
 
筆者は経営者でありながら国家公安委員会、教育再生会議、安保法制懇、宇宙政策委員会などで様々な公職も務めた。また常に時代の先を見通し、現在、顕在化している安全保障などの諸問題について、早くから警鐘を鳴らし、対処してきた。
 
こうした幅広い活動についても、生前に深い親交のあった杉田和博氏(元内閣官房副長官)、櫻井よしこ氏(ジャーナリスト)、屋山太郎氏(政治評論家)、松井孝典氏(千葉工業大学学長)による追悼文を通じて紹介。安倍晋三元総理の“盟友”としても知られる筆者のスケールの大きさと深みが、各界の知識人たちにより明かされる。
 
加えて、筆者のこれまでの発言をコラム形式で掲載。「真のリーダーに求められるものは何か」について、筆者の功績の裏側にある大局的かつ長期的な思考、そしてそれを実行するための戦略、行動様式まで浮き彫りにする。
 
既存の枠に捉われず、自らの信念に基づき行動しつづけた筆者から、日本のリーダー達へ贈る最後のメッセージ。

 

 
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葛西 敬之(かさい よしゆき
 1940(昭和15)年生まれ。63年、東京大学法学部卒業後日本国有鉄道入社。69年米国ウィスコンシン大学経済学修士号取得。国鉄職員局次長等を経て、87年東海旅客鉄道株式会社の発足とともに取締役総合企画本部長に就任。95年、代表取締役社長。2004年、代表取締役会長。14年、代表取締役名誉会長。18年、取締役名誉会長。20年、名誉会長となる。その他に宇宙政策委員会委員長、学校法人海陽学園理事長等を歴任。JFSS永久顧問。
 主著に『未完の「国鉄改革」 巨大組織の崩壊と再生』『国鉄改革の真実「 宮廷革命」と「啓蒙運動」』『明日のリーダーのために』『飛躍への挑戦 東海道新幹線から超電導リニアへ』。
 2022年5月25日逝去。