丸谷 元人(まるたに はじめ)
1974(昭和49)年、奈良県生れ。オーストラリア国立大学卒業、同大学院修士課程中退(東アジア安全保障)。オーストラリア戦争記念館の通訳翻訳者を皮切りに、長年、通訳翻訳業務に従事。2008年にプロデューサーとして制作した戦争ドキュメンタリー番組『Beyond Kokoda』は、豪州映画祭で最優秀作品賞を受賞。その後、パプアニューギニアでの戦跡調査や、輸送工業事業及び飲料生産工場の設立経営等を行った後、アフリカの石油関連施設で大手日系企業に対する警備主任(セキュリティ・マネージャー)として、テロ対策や対人警護/施設警備、犯罪予防、治安情報の収集分析等を実施。また、米海兵隊や米民間軍事会社での各種訓練のほか、ロンドンで身代金目的の誘拐対処訓練等を受ける。企業に対するリスク管理・危機管理に関する講演やコンサルティング、雑誌等への執筆活動のほか、複数のグローバルIT企業における東アジア・オセアニア地域セキュリティ・マネージャーやリスク/危機管理部長等を歴任。現在、JFSS政策提言委員として、『週刊プレジデント』や月刊誌『VOICE』『正論』などへの執筆をも行う。
著書に『The Path of Infinite Sorrow: The Japanese on the Kokoda Track』(豪Allen & Unwin社)、『ココダ 遥かなる戦いの道』『日本の南洋戦略』『日本軍は本当に「残虐」だったのか』『学校が教えてくれない戦争の真実』(ハート出版)、『なぜ「イスラム国」は日本人を殺したのか』(PHP研究所)等がある。