「伴睦二世」の戦後史 大野明とつや子の政治人生

  著 者:丹羽文生
  監 修:大野泰正
  出版社:振学出版
  発売日:2023年9月20日
  定 価:本体1,500円(税別)
    
   
 
 Amazon「内容紹介」より
 元自民党副総裁の大野伴睦の後継者として衆参両議院議員、労働大臣、運輸大臣を務めた四男・明、夫亡き後に議席を預かったその妻・つや子。
 「義理と人情とやせがまん」(伴睦)、「相手の立場に立った物の考え方こそが大切」(明)、「『思いやり』の心を持って」(つや子)――政治家一家・大野家に継承された他者への「思いやり」の心は、政治の原点とも言える。
 「二人の政治人生を振り返ることは、戦後日本政治史をたどることと重なり合う」(本書「はじめに」)。「伴睦二世」としての重荷を背負いつつ政治家人生を全うした、大野明・つや子夫妻の生涯の記録。
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
丹羽 文生(NIWA Fumio
 1979(昭和54)年、石川県生まれ。東海大学大学院政治学研究科博士課程後期単位取得満期退学。博士(安全保障)。拓殖大学海外事情研究所助教、准教授を経て、2020(令和2)年から教授。この間、東北福祉大学、青山学院大学、高崎経済大学等で非常勤講師を務める。現在、拓殖大学政経学部教授、JFSS理事、岐阜女子大学特別客員教授。
 著書に『評伝 大野伴睦:自民党を作った大衆政治家』(並木書房)、『「日中問題」という「国内問題」戦後日本外交と中国・台湾』(一藝社)、『日中国交正常化と台湾:焦燥と苦悶の政治決断』(北樹出版)、等多数。