日本人のための安全保障入門

  著 者:兼原 信克
  出版社:日本経済新聞出版
  発売日:2023年11月17日
  定 価:本体2,200円(税別)
    
 
 
Amazon「内容紹介」より
 昭和後期に完成された日本は揺らぎ、崩れ始めている。
 日本が、地球的規模で広がってきた自由主義社会を守り、グローバル・サウスに広げていくリーダーになるために今、問われるべきこととは――。
 歴史的背景、領土問題、台湾有事、経済安全保障、そしてグローバル・サウスの動向まで、元国家安全保障局次長が語る安全保障入門講義。
 
【目次】
 第1章 日本の安全
 第2章 価値観の外交の時代
 第3章 グローバル・サウスと自由主義的国際秩序
 第4章 安定と安全がもたらす国際社会の平和
 第5章 対中大戦略の構築
 第6章 台湾有事にどう備えるか
 第7章 安保3文書と国家安全保障会議
 第8章 新しい戦場
 第9章 日本の領土問題と尖閣諸島
 第10章 自由主義貿易の未来と地政学
 第11章 経済安全保障
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
兼原 信克(かねはら のぶかつ)
同志社大学特別客員教授
元内閣官房副長官補
 
 1959(昭和34)年、山口県生まれ。東大法学部卒業後、外務省入省。条約局国際法課長、北米局日米安全保障条約課長、総合外交政策局総務課長、欧州局参事官、国際法局長などを歴任。国外では欧州連合、国際連合、米国、韓国の大使館や政府代表部に勤務。2012年発足の第二次安倍政権で、内閣官房副長官補(外政担当)、国家安全保障局次長を務める。2019年退官後、同志社大学特別客員教授。2015年仏政府よりレジオンドヌール勲章を受勲。現在、JFSS政策提言委員。
 著書に『現実主義者のための安全保障のリアル』(ビジネス社)、『安全保障戦略』(日本経済新聞出版)、『歴史の教訓―「失敗の本質」と国家戦略―』(新潮社)、『日本の対中大戦略』(PHP研究所)。共著に『核兵器について、本音で話そう』『自衛隊最高幹部が語る 令和の国防』『自衛隊最高幹部が語る 台湾有事』(共に新潮新書)、『日本人のための安全保障入門』(日本経済新聞出版)等多数。