歴史から読み解くアジアの政治と外交

  著 者:坂場 三男
  出版社:カナリアコミュニケーションズ
  発売日:2024年2月13日
  定 価:本体1,800円(税別)
    
 
 
Amazon「内容紹介」より
 
 ウクライナ侵攻、台湾問題…等々。コロナ禍を経て、今、世界各国のパワーバランスが大きく変わろうとしている。かつての米ソ冷戦時代から米中デカップリングの時代へ移行し、世界の情勢は益々混沌との様相を呈しており、これからもこの混迷は益々拍車がかかっていくだろう。
 私たち日本も含むアジア各国もこの大きな潮流の中にあり、それぞれの国家の思惑が見れ隠れしている。大国となった中国との関係性、隣国・韓国との付き合い方、グローバルサウスの盟主・インドの動き、ASEAN各国の微妙な政治経済バランス…見据える視点は多岐にわたる。
 本書はそんな複雑怪奇なアジアとの政治・外交をそれぞれの歴史に照らし合わせながら探っていく。
 
 「『歴史は繰り返す』とは思わないが同じ人間がやることである限り同じような原因と状況があれば同じような結果になることはある」
 
 著者が述べるこの一文は有史以来の真理であろう。
 中国、韓国、インド、ASEAN各国との関係を歴史からひも解き、日本そして日本人としての立ち位置を見直す機会として、グローバルビジネスに携わる方々のみならず、これから日本の屋台骨を支える若者、学生の方々にも一読してもらいたい1冊!

 

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<著者>
坂場 三男(Mitsuo Sakaba)
  1949(昭和24)年、茨城県生まれ。1973年、横浜市立大学文理学部文科を卒業後、外務省に入省。フランスで語学研修した後、インド、フランス、エジプト、米国などで勤務。外務本省では大臣官房総括審議官、中南米局長、外務報道官などを歴任し、2008年から2010年まで駐ベトナム大使を務める。2014年、駐ベルギー大使・NATO日本政府代表の任を最後に外務省退官。2015年から2017年まで、横浜市立大学特別契約教授。2017年から2021年まで法務省・公安審査委員会委員。現在、JFSS顧問及びMS国際コンサルティング事務所の代表職とともに東証一部上場企業の顧問、(一社)アジア文化研究學會会長、全国技能実習監理団体連絡会(AST)監事を務める。
 著書に『大使が見た世界一親日な国・ベトナムの素顔』(宝島社、2015)、『新・遣欧使節回覧実記~日本大使のベルギー奔走記~』(幻冬舎、2018)、『今すぐ国際派になるためのベトナム・アジア新論』(振学出版、2019)、『ハノイの熱い日々』(編著、カナリアコミュニケーションズ刊、2020)等がある。