著 者:伊東 寛
出版社:祥伝社
発売日:2012年2月2日
定 価:本体780円(税別)
Amazon「内容紹介」より
2011年7月、米国防総省は「サイバー空間」を陸・海・空・宇宙空間に次ぐ「第五の戦場」であると定義し、サイバー攻撃に対して武力で反撃すると宣言した。
イスラエルがシリアに空爆した際に防空システムの乗っ取ったとされる事件(2007年)や、イランの各施設がサイバー攻撃を受けウランを濃縮する遠心分離機のシステムがウイルス攻撃を受けた事件(2010年)など、「サイバー戦争」は現実のものとなっている。こうした危険は、さらに電力・通信・交通など攻撃対象は生活の中枢に及ぶ。
その中で、日本の対応は大きく遅れを取っている。現在の法律では、サイバー攻撃に対して自衛隊は出動すらできない。戦争を根底から変えるとされるサイバー戦について、陸上自衛隊システム防護隊の初代隊長として最前線にいた著者が解説、日本の現状に警鐘を鳴らす。