第2回台湾有事シミュレーションの概略

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お知らせ JFSS事務局

目的
 令和4年8月6・7日、日本戦略研究フォーラム主催で第2回台湾有事シミュレーション「徹底検証:台湾海峡危機 日本はいかに備えるべきか」が開催された。会場のホテルには、10名の現役国会議員を含む総勢27名のプレイヤーが台湾海峡危機を想定した3つのシナリオに基づき、有事の際、日本政府がどのように対応するかシミュレート(模擬演習)した。
 このシミュレーションの目的は大きく2つある。
 
① 台湾海峡が不安定化するシナリオに基づき、焦点を絞った政策シミュレーションによって我が国の安全保障上の課題を抽出し、政策提言に繋げる。
 
② 政策立案者、専門家及びメディアの幅広い参加を得て、またこれを公開することにより、参加者の理解を一層深め、国民の意識向上を図る。
 
 これらの目的のため、日本政府・国家安全保障会議における9大臣会合を模擬した日本セル及びそのレスポンス役のホワイトセルを演習セルとして設置し、統裁部がアクションを日本セルのみに実施させる一方統裁方式を採用した。
 また、国民の意識向上を図るため、本シミュレーションと事後研究会の模様は報道関係者や一般のオブザーバーに全て公開することとした。結果、大手メディア15社から大勢の報道陣が取材に訪れ、また総勢43名のオブザーバーが来場した。