いまや解党的状態にある日本共産党の惨状

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政策提言委員・元参議院議員 筆坂秀世

若者の支持ゼロの共産党の衝撃
 様々なメディアの世論調査によると国民民主党の支持率の伸びが著しい。特に若い層では圧倒的な支持を集めている。2月10日のNHKの世論調査は、非常に興味深い。年代別の支持率が発表されているからだ。
 これによると18~39歳の支持率は自民党と並んで国民民主党がトップとなり16.2%で並んでいる。次がれいわ新選組の4.2%だから大きな開きがある。因みに立憲民主党と日本維新の会は、いずれも3.5%しかない。
 もっと悲惨なのは日本共産党と参政党だ。数字が掲載されていない。まったくゼロということもないのかもしれないが、0.2%という数字も掲載されているので、恐らく0.1%以下だったのだろう。この両党は若い層の支持はほぼゼロということだ。さらに共産党を見ていくと40代0.8%、50代1.8%、60代1.0%、70代2.0%、80代以上が5.5%と80代以上の支持が圧倒的に多いのだ。若者に支持されず高齢者に支持される革命政党など悪い冗談でしかない。