今回は渡部氏の3作目の著書の紹介をかねた「Chat」である。本のタイトルが物語るように、正に「有事の時、国はどうするのか?」、「危機管理態勢は?」、「陸海空のグレーゾーン事態対処は完璧なのか?」、「国民はどう受け止め、どう行動するのか?」、「自分たちの国は自分たちで守る心構えはあるのか?」・・・
「自衛隊頼み」だけでは国は救えないという現実を理解する上で必読の書となろう。
*ここに本書の章立てを紹介する。
第1章:日本の危機管理組織と国民保護
第2章:北朝鮮――現実的脅威の正体
第3章:韓国――揺れ動く不可解な“隣人”
第4章:中国――戦わずして、世界最強国家を目指す
第5章:グレーゾーン事態への対処――対応に苦慮する現実
第6章:複合自体対処――2020東京オリンピックのケース
第7章:あるべき危機管理態勢
正に「国難」と言われている今、この山積する多くの問題にどうすればこの日本を守り、国家、国民の安寧を享受できるか、白熱した質疑応答が行われた。