今回の「Chat」はJFSS顧問・産経新聞ワシントン駐在客員特派員の古森義久氏のご紹介で、ハドソン研究所上席副所長のルイス・リヴィ氏をお迎えした。
10月4日の、ハドソン研究所でのペンス副大統領の、所謂、米国の対中政策の大転換を宣言した演説について、本日はその貴重な講演の内容と共に、今後の米国の対中政策のより具体的なお話や、報道されていない事柄もお聞きした。
日本政府もほぼ時を同じくして、10月26日、安倍首相の訪中による日中首脳会談で、40年にも及ぶ中国へのODAの終わりを、やっと宣言した。古森氏が2000年に出版した『北京報道700日』でも指摘しているように、「日中友好」とは何だったのか、「刺激をしない」日中外交とは何だったのか。これまでの多くの時間、大地にしっかりとした根を下ろすことなく、実体のない「友好」という虚構の世界を彷徨ってきたような気がする。気付いた時には、日本のあちこちに中国人村ができ、領土を盗られる危険に毎日曝されている。「友好」政策の大失敗がここに露呈し、認めたということか。日米の中国に対する共通認識を大きなテコとし、今後二度とこのような「罠」にかからない健全な国家運営をしてもらいたい。
今回のルイス・リヴィ氏の講演内容はオフレコでということで、公表できないことをご了承いただきたい。