我が国では、本年に入り超党派による「日本ウイグル国会議員連盟」が発足し、国民として強く支持すると共に活発な活動に期待を寄せております。中共政権によるウイグル人への非人道的な犯罪行為の実態は、既に欧米各国や各調査機関により明らかになりつつある中、ついに米国、EU諸国による中国当局者への制裁が発動されました。
本フォーラムは、予てよりこの問題の異常性を憂慮し、昨年より在日ウイグル人への聞き取り調査や各界の有識者を交えた研究会を数次に亘って行い、習近平政権及び共産党指導部による強制不妊や監禁、拷問等、筆舌に尽くし難い残虐行為に対する憤怒を改めて強く致しました。これら日本へ帰化したウイグル人家族に対する弾圧は、我が国同胞への犯罪行為でもあり、断固容認できません。
我が国の人権問題に対する曖昧な姿勢が欧米諸国に誤ったシグナルを送ることのないよう、法整備を始めとする喫緊の問題に対する確固たる行動を切望する次第です。
1.日本への帰化申請に関する必要書類問題に関して(添付書類を参照)
帰化申請時の必要書類が駐日中国大使館より発行されないため、代替可能な書類案を提示する。添付書類:『身元証明書』「日本ウイグル協会」より作成・発行。
2.ウイグル人留学生の生活支援
在日ウイグル人留学生の多くは、家族・友人が暮らす新疆ウイグル自治区との連絡が途絶している上、コロナ禍により彼らの生活は困難を極めている。人道的見地に鑑み、彼らへの生活支援を提案する。
3.清水ともみ氏(漫画家)の書籍・ウェブサイトの普及・拡散について
在日ウイグル人への取材を元に中国による弾圧の実態を詳細に描いている。訴求力のある同氏の書籍・ウェブサイトを日本国民に広く周知することを提案する。
< 参考書籍 >
清水ともみ著
『私の身に起きたこと』
とあるウイグル人女性の証言
中国によるウイグル人への弾圧を告発するノンフィクション漫画。
ウイグル人による実際の証言に基づく本作品は、2019年にウェブ上で発表されるや否や、衝撃を持って受け取られ、SNSで瞬く間に拡散されていきました。有志の手によって世界14ヵ国語に翻訳され、ワシントンポスト、ガーディアン、ブルームバーグ、CNNなど多くの海外メディアによって紹介されています。(Amazon内容紹介より)
定価:本体1,200円+税(季節社)
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
清水ともみ著
『命がけの証言』
習近平は21世紀のヒトラーか?
中国の人権弾圧に「ノー」と言える日本になろう!
ウイグル人たちの「命がけの証言」に応えて、ナチス・ヒトラーにも匹敵する習近平・中国共産党によるウイグル弾圧を、清水ともみ氏がマンガで告発。描き下ろしの新作(「日本への『夢』を奪われて……アイトゥルスン・エリさん」)に加え、楊海英氏(静岡大学教授・司馬遼太郎賞受賞者)との告発対談も収録。文化的なジェノサイド、恐るべき臓器狩り、強制収容所の実態が今明るみになる!(本書HPより)
定価:本体1,200円+税(ワック)